2004年8月のTalk-Delivery


ようこそ!皆様。ここTalk DeliveryはKatzlaの日常やらぼやき、
何でも一方的に宅配させていただくコーナーです。




8月27日(Fri) ああ夏休み
8月もほんのわずかで終わる。ちびっこ達の夢のスペシャルバカンスも終わりを告げようとしている。
ついこの間したたる汗を拭いながら電車に揺られていると、目の前にきゃいきゃい笑う小学生兄妹、
あとおっかさん。 お子達は腹に浮き輪をめり込ませ、その目はキラキラ輝いていた。「静かに!」とたしなめるおっかさんであったが顔には『幸せ♪』と書いてあり、 実に微笑ましい光景に出くわした。
わたくしは「ええなぁ。」とおそらくニヤついた顔で眺めていた。 すると、すぐ隣りに座っていたサラリーマン2人組が「あ〜あ、あいつらいいっすねぇ、遊び呆けてりゃいいんだから。」 と言い放った。丸聞こえだよ、おっさん・・・!びっくりして「きっ。」と横のオヤジーズを見る。
上着にまでぐっちょりと染み込んだ汗。眉間に寄せまくりの皺。で、わたくしは心の中で彼らに語りかける。 「あんた達もさぞかし大変なんだろう。だが諸君、思い出してみたまえ、子供の頃を。」 ついでに我が子供時代もバシバシ蘇ってきた。
お寝坊もできて、じいちゃんばあちゃんに会いに行ってかわいがられて、
キャンプ行ってスイカ食らって、花火して「わああああい。」 だけに見えるガキ共。
しかし彼らにはにっくき宿敵『山盛りの宿題』が共存するのである。 ちびっこ達は決して『お気楽野郎』ではいられないのだ。
そもそも夏休みのそれらは、毎日欠かさずこつこつやらねば 終わりきらない容量であり、
選択の余地なく全科目に渡って苦しまねばならないシステムになっている。
勉強なんて大嫌い、『がっこ』には給食と遊びのために通っております♪のちびKatzlaには『無期懲役』くらい 辛く恐ろしい『山盛り』なのであった。
毎年、大抵こうであった。 夏休み突入→はしゃぐ前に親に通信簿を提出するという難関を
突破せねばならない。 成績もかんばしくないうえに、担任教師からのコメント欄に「休み時間こそ生き生きしています。」 といった類のお言葉をほぼ毎年頂いていたため、
自動的におかんの『お説教タイム』が設けられる。 かなりブルーであるが、これさえ済んでしまえばパラダイスが待っているので無言で堪える。
さて、ここから8月中旬までは家族のイベントも盛りだくさん、プールだ祭りだ、
遊びに遊ぶ。 問題はこの後なのである。
この月の下旬になると急に『あれ』を思い出し、あまりの恐怖に吐き気さえもよおす状態となる。 やらねばやらねば!と思いつつも、全身が拒絶反応を示すゆえ、置いてある場所に
近づきすらしなかったのだ。
漢字練習、算数ドリル、植物の成長記録などなど、最初の数日間やむをえずやっただけである。 空白ページの多さに貧血を起こす。もう逃げられぬ。やるっきゃない、と
痛む胃を押さえつつ挑むのであった。 算数やら理科のドリルは確か、後方ページに答えが載っていたので、あたかも「自分で解きましたよ。」という風を装い なんとか終えた。
読書感想文は読んでもいない本を褒めたたえ、感動した!と記す。
工作に関しては、おかんがわたくしを手伝う、というよりわたくしが時々手伝う状況となり、
日頃の自己の芸術レベルより かなり上級な『ミニチュア山小屋』が完成される。
これは我が家の庭の土や小枝や葉っぱで造られた情緒あふれる作品で、 「ほんとに独りで作ったの?」担任に問われ、「あー・・はい。」後々あせることとなる。
更にやっかいなのが『絵日記』である。いつ、何があったかを忠実に書こうと努力するのだが、アホの脳味噌は 過ぎ去った日々を呼び起こしてくれない。
仕方ないから、ある事ない事書き綴り、「一日たりともボケーと過ごした日は ございません。」という優等生的日記が出来あがる。だが、お天気マークを書き入れねばならないではないか・・! ここばっかりはクラスの皆とお揃いでなくてはなるまい。
友達に電話し、毎日の空模様がいかがであったかを尋ね、 空欄を埋めてゆくのであった。そんなこんなで徹夜明けの売れっ子マンガ家のごとく、クタクタになって登校 するから、
「新学期には元気な顔を見せる。」という担任との約束が果たされることはなかった。と記憶している。 世間のちびっこ達が皆、わたくしのような『のび太タイプ』ではないと思うが、
今頃苦しんでる輩がけっこういるのでは ないだろうか。
ああ、手に取るように気持ちが分かる。がんばれ、がんばるんだ、ちびっこ諸君!!
おねえたんは応援しているよ!!





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