
2004年7月のTalk-Delivery
7月23日(Fri)この夏、わたくしはMaxi Singleをリリースする。ついこの間までレコーディング、リリースの準備諸々で てんてこ舞いであった。だが、作品を人々に届けることができるというのは本当に『ありがたい舞い』である。 プロデューサーIPPEY氏も体ぶっ壊し気味のまま作業続行、終える頃にはボロ雑巾と化しヒラヒラしていた。 で、ぺらんぺらんになった彼と握手して「終〜了〜・・。」と一段落した。 ああ、第一弾が出来あがったなぁ、などと浸ってみたりして、ついでにIPPEY氏と共に歩んで6年経つか、 と振り返ってみた。 音楽性に通ずるものもあるし、彼の創り出す世界に惚れているから、こうして くっついていってるのだが、彼と音楽をやっている状況、それは戦場である。 このIPPEY氏、『熱血体育会系スパルタ男』なり。 3度の飯より音が好き。竹刀片手に仁王立ち、無論女、子供にも容赦はせん。そのイメージが消えぬまま現在に至る。 わたくしの未熟さや、努力不足で怒鳴られるのは分かるのだが、「あんた、いくらなんでもそこまで言わなくったってさ。」 と思わせる台詞を吐いたり、嫌味満載、神経逆なで発言てんこ盛り状態に持ち込むことも珍しくない。 実はこれ、『しごいて踏んづけて鍛える』という彼の教育方針なのである。迷惑なことに、彼はそうやって育ってきたのだ。 以前、疑問を抱き訴え出たことがある。「人には、いじめて伸びる者と誉めて伸びる者がおります。わたくしは 後者タイプと思われますので、そっちでひとつ。」すると「それはいかん。お前は誉めた途端へなちょこになる。」 とりあってもらえなかった。 そういや、そうかもしれん。ある程度の怒りエネルギー+緊張感を腹にくすぶらせている 時の方がわたくしの調子は良いらしい。ただ、ここで苦労するのだ。頭に血を昇らせたままだと、それがダイレクトに 声となり生み出されてしまう。淡々としたせつない曲をヒステリックに歌い上げるという事故も起きる。 なので「あら、いけない。わたくしは恋する乙女★」と精神を鎮め、コントロールせねばならんのである。 また、歌い手からの言い分もあれば、意見が食い違うこともあるからして、当然バトルが繰り広げられる。 わたくしの性別が『男』であったなら、組み合ったまま床をゴロゴロと転げまわるであろう、そんな我々が脳裏に浮かぶ。 星一徹とグレ気味の飛雄馬、といったところか。 戦闘シーン、罵り合いをあまりにもリアルに書くと、あのお方に どつかれる予感がするので控えておこう。 そんな『スパルタ男』であるが、『面倒見の良いお父ちゃん』の顔も持ち合わせている。 ニカニカしながら「今日ここまで頑張ったらビールおごってやるぞ。」「今日は良くやったから手料理を食わしてやろう。」 二重人格者の如く人ががらりと変わるので「いったいどうしたのか??」と問う。 『お父ちゃん』はふん反り返って「アメとムチってやつだ。ぐあぁぁはっはっは。」と答える。 「おのれ・・。」拳を震わせたりするのだが、ビールやらごはんで機嫌を直しちまうわたくしもわたくしで情けない。 今回の製作にあたっても、そんなこんなを繰り返して来た。で、めでたく『Fly High』は産声を上げてくれた。 想いが詰まった大事な我が子である。 皆様の心に響いてくれますように。いっぱいいっぱい感じてもらえますように。 ね!!お父ちゃん!! |