
2005年2月のTalk-Delivery
2月21日(Mon)世間じゃ、ちょうど1週間前『バレンタインデー』なるものがあったな、と。 この間、とあるパルコ内を野暮用でうろうろしていた。 1ヶ月以上前からどこもそうなるのだが、『胸キュンバレンタイン』の風が吹き荒れ、 特設スペースにはありとあらゆるチョコレートが並び、華やかであった。 全身からハートをばんばん飛ばしつつ、輝く瞳で チョコを選ぶ綺麗なお姉さん。 デザイン、容量などは「知ったことか。」とにかく安いものを血まなこで探すおばちゃん。 女子高生に至っては、 「うわ、やべぇ、これかわいいし!!これ絶対○○だべ!!(本命らしい) んで、○○は どうでもいいからこれで良くね?ぎゃはははは!!」手にしていたのは 『ウンチ型』のチョコであった。『本命行き』と『義理用』のギャップのすごさにKatzlaおねえたんびっくら。 受け取ることとなる『義理』君、ヘコむな、がんばれ。一応エールを送っておいた。 しっかし面白いぞ、マンウォッチング。どれどれ他には・・・人ごみを探る。 で、いたいた。これもお約束の輩である。『ザ・小学生女子』。 好きな男子に贈るのであろうチョコを楽しそうに選んでいる。子供であるからして、お財布と密に 相談しながら。無邪気でめんこい。どうやらお目当ての男子は同一人物であるらしい。 おそらく、一緒に「はいっ♪」と渡すのだろう。お子ちゃま共の恋愛はそんなもんである。 わたくしも子供の頃、仲良しのみっちゃんと『共同恋愛』をしていたものだ。 4年2組だった我々は、同じクラスでスポーツマン、かつ秀才の『わたなべ君』に恋をしていた。 バレンタインの時期に色めきたち、「手作りしようぜ。」と立ちあがった。 さて、チョコレートというものは『湯せん』で溶かすのが常識である。 バカちんコンビは直接 お鍋にチョコをぶち込み、強火にがんがんかけてしまった。 あ、溶けてきた?と思いきや、 ただちにぼっそぼその『そぼろ』になった。しかも甘こげ臭い。 「みっちゃーん、鹿のフンみたくなったよぅ。」液体になってくれないと困るわけである。 せっかく用意したハート型にも流し込みようがない。文字を書こうとチョコペンまで 購入したのに『そぼろ』にどう文字を書けというのか。ガビガビのお鍋を見たおかんが怒り、 「正しい湯せんにて作り直しを。」と薦めてきたが、すっかりやる気をなくした二人は 手作り計画を闇に葬り、できあいのチョコで『わたなべ君』に挑むことにした。 我々は、良く言えば『おてんば』、正直に申せば、女らしさに欠ける『豪快女子軍』であった。 だが、『愛しの君』を想う気持ちはピュアである。当日くらいは可愛らしく、 おしとやかキャラに 変身しようなどと相談し合ったものだ。 いよいよ呼び出すその時がやってきた。教室に残ってもらい、人々がいなくなるのを見計らって 告白タイムをを設ける予定でいた。ところが、もうこの時点で『ズッコケぶり』を発揮してしまう。 二人は緊張のあまり、「やい!!わたなべ!!」などと声をかけてしまったのだ。 体育館裏へ、不良に呼び出された生徒のごとく、彼はおびえた。 その後も『スケ番風味』が止まらなくなってしまい、「おい、うちらあんたが好きなんだけど!!」 と脅迫じみた告白をかました。いつもキリリとしている彼が、小刻みに震えながら 「困る・・・ 困る・・・」を連発している。引っ込みがつかない我々は「受け取れや、コラ。」と さらに追い討ちを かけ、無理矢理持って帰らせたのであった。 勇気が出ず、渡しそびれた女子と立場を交換したくなった大失敗メモリーである。 ま、バレンタインは年一度の恋のイベントだからして、結果はどうあれ、皆が楽しく、ときめけば良いのだ。 なにやら今年も当日は、あちこちホテルが満室だったらしい。 ったく、どいつもこいつも。 やいやい、いい恋しろよ。あばよ☆ |