12月27日(Wed) クリスマスがいっぱい
2006年のクリスマス、皆様はごきげんでハッピーに過ごされたであろうか。
イブの日に野暮用でお台場なんぞに行ってしまった。
四方八方カップルカップル、老いも若きもラブラブラブラブ、
歩きたくとも前に進めぬ満員電車のようであった。
性なる夜ってか?ちきしょうめ(悔)
とオヤジ風悪態をつきながら見渡せば、うむ、こういう輩も必ずいるものである。
夕方5時の時点でぐらぐらに酔っ払い、4人で腕を組みジグザグ歩行しながら
「むなしくない?寂しくない?ぎゃははは!!!」顔で笑って心で泣き叫ぶ女子グループ。はたまた、サンタ服とトナカイ着ぐるみのコーディネイトで「俺たちは断じて
悲しくなどない!」と胸を張り、闊歩する青年団。
この冬のイベントも人によって様々ですな、と後日IPPEY氏に話したところ、クリスマスシーズンの超高級レストラン等も
非常に人間模様が愉快だと言う。
「いつも来ています。」といったセレブ達がいるのはもちろんなのだが、お目当ての女性を落としたい一身で奮発し、
不慣れな環境で頑張る青年の姿をちらほら見るのだそうだ。
懸命に話題を提供し、美味しいものを食わせ、なんとか楽しませようとしているにも関わらず、当の女性は
大あくびをぶっこき、携帯をいじくりたおし、目の前の男を自分の世界から完全にシャットアウトしている、だとか。
「見ていてたまらぬ面白さ★」若干デビル顔でケケケと笑うIPPEY氏であった。
さて、わたくしもクリスマス時期に他人の『叶わぬ恋』に遭遇し、巻き込まれたことがある。
うら若き18歳、高校3年生の時である。『岡田』というひとつ下の後輩がいた。
同じ中学から来たので、わたくしに対し親近感を抱くのは勝手なのだが、年上を敬うという精神が著しく欠如した
男であった。校内で出くわせばいきなり頭突きや飛び蹴りをかまされ、放課後にいたっても突然拉致され飯に付き合い、
バイトを遅刻する等、この『暴れん坊将軍』からは数々の被害を受けたものだった。
そんな『岡田』が恋をした。わたくしの親友『とんちゃん』にである。
時は秋、ほぼ一目惚れのぞっこんで『闘牛岡田』はなりふりかまわずアタックを開始した。
休み時間になれば彼女を探して走り回り、とっ捕まえれば熱いキッスなど要求し、デートに誘う。
『とんちゃん』はそもそも年下小僧に興味がなく、あのキャラクターは軽そうだし「実にウザい(疲)」と逃げ回った。
相手にされぬまま冬を迎え、世界中が赤と緑のお祭りムードになった頃、『岡田』はいつもに増して張り切りだした。
わたくしは首根っこを掴まれマクドナルドに連行され相談を受けることとなった。
このクリスマスに『とんちゃん』の心を完全に我がものに、と息巻いている。そして
「どうすればいいのか教えろ。」と頭のひとつも下げずに胸ぐらを掴み攻撃してくる。
面倒なので「じゃあ、どんだけ真面目に好きなのか、手紙でも書けば?」と言ってみた。
「あとクリスマスプレゼントだわな。」とアドバイスもした。
そのような事を言ったが最後、便箋選びから贈り物購入まで街中を引きずり回され、挙句
「何をどう書いて良いか分からない。」とのことで
文章までプロデュースしなければならなくなった。
ミミズの這ったような字で「あーだこーだ」必死にラブレターを書き綴り、プレゼントには
大きな鉢植えのポインセチアを用意した。
冬休みのとある日、「会えることになったから渡してくる。」という奴からの連絡があった。
こんなアホでもかなり真剣だし。ここまで来るのにわたくしも心底しんどかったものの、少しだけ「頑張れよ★」
という『姉心』が湧いていた。
なけなしの金で買った真っ赤で豪華なポインセチア。『とんちゃん』も少しは心動いちゃったりなぞして♪と
考えながら数日後、『とんちゃん宅』に遊びに行った。
枯れていた。
しかも、こんなに短期間に、こんなにも枯らさなくたって(泣)というくらい、
ぱりんぱりんのぽきんぽきんに。
あんなに鮮やかな『赤』を輝かせていたのに、婆さんがサランラップし忘れた『山菜のつくだ煮』のように
まっ茶っ茶に干からび・・・・。
「ととととととんちゃん、これ岡田のポイン(略)?!」
すると『とんちゃん』、我が部屋にそんなものあったっけ?といわんばかりの顔で
「水をやっていなかった、そういえば★」
さらに、手紙に関しては「不気味だから捨てた★」 と無邪気に笑った。
わたくしの援助と『岡田』の努力も虚しく、『真冬の恋』は終わった。
どうあがいても叶わぬ恋ってのはある。
それでも負けるなボーイズ、ガールズ。
そして2007年も幸せ目指してつっ走ろう。たくさん笑おう。
♪もーいーくつ寝ーるとーお正ー月ー♪
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