
2005年3月のTalk-Delivery
3月18日(Fri)友人の愛娘が今年、『おひな様』をゲットしたらしい。 おじいちゃんおばあちゃんが プレゼントしてくれた豪華絢爛セットであるそうだ。 愛娘は大いに喜び、嬉しそうに歌い出した。「♪明かりをつけましょ、ぼーぼぼぼー!!」 ←燃えちゃっている。 毎日『おひな様』と『おだいり様』に話しかけ、 さらに『五人ばやし』を自分の回りに 並べ、おままごとセットで食事をもてなしていたという。 さて、3月3日が過ぎたら、「さっさとおひな達を片付けよ。」という慣わしがある。 娘の嫁入りが遅くなる、というジンクスである。 母親である友人からメールにて「泣き崩れながら頼むので、しまうことができない。 彼女の嫁入りが心配される。」との報告を受けた。 この愛娘、『おひなチーム』がいなくなってしまうのが、身を切られるほど辛く悲しいご様子である。 幼い美しい涙に負け、飾りっぱなしの状態なのだそうだ。 3月下旬に突入した今も 『おひな達』はじっと無言で正座しているわけだ。ひな祭りフォーエバー。 わたくしは笑った。あれまあ、あいつったら、ぷぷ☆ しっかし、そんなに好きか、彼らが。 わたくしは、とある事により、ある時から『ひな人形』が 恐怖の対象になってしまった。 子供の頃、やはり我が家でもそれら一式を飾っていたものだ。 真っ赤なひな段に、それは それは綺麗なおべべを着た人形達が並び、地味〜な自室は ぱあ〜っと明るく華やかになる。ワクワクし、楽しかったと記憶する。 そんなある時、自宅にておっそろしいTVドラマをうっかり独りで見てしまった。 『呪われた日本人形』が住人に災いをもたらす、といったサスペンスであった。 ふと見るとおかっぱ髪が伸びている。夜中に廊下を徘徊し、その際「ふふ・・・。」 などと 不気味に笑う。おしっこちびりそうなほどの恐怖をおぼえた。 そして気付いたのは、 あの日本人形とわたくしの『おひな』が瓜二つである、ということであった。 その日から自室で眠ることに拒絶反応を示すようになる。 皆がこっちを見ている・・気がする。あのじいさんの表情が変わった・・気もする。 「♪げ、げ、げげげのげー♪」などと全員で踊り出したらどうしよう・・・!! 布団を頭までかぶり、「ひいぃぃぃぃぃ。」と耐えていたっけか。 そして、とどめとなる恐怖をひな祭りの後に迎えたのであった。 はあぁ、やっといなくなる。ほっとしながらおかんの撤収作業を見守っていたある日。 ひょい、と足元の小さな箱を覗いた。そこには人形達の顔が、顔のみが、目一杯入って いた。 無表情な『生首』がごろごろと・・・。どわああああああ!! ご存知だと思うが『ひな人形』って、顔がもげる、いや、取り外せるようになっている。 顔部分から棒が「にょー。」と伸びており、体部分にぶっ刺すと出来あがり、な仕組みで ある。 わたくし、おなごならばウットリするはずの『人形達』に鳥肌もののトラウマを持って いる。 それ以来、どうも『和風な人形=キモい。』というイメージが消えてくれない。 全国の愛娘諸君、『おひなたま』にはパパママ、おじいちゃんおばあちゃんの『愛情』と『夢』が ぎっしり詰まっているのよ。わたくしみたいな無礼な想いを抱いてはいけないよ。 来年も楽しい『ひな祭り』を。はいっ、ぼーぼぼぼー♪ |